レーケ(読み)Rijke,Johannes de

朝日日本歴史人物事典 「レーケ」の解説

レーケ

没年:没年不詳(没年不詳)
生年:1842.12.4
明治期に来日したお雇い外国人。オランダ人技師。オランダのコリンス・プラート州生まれ。大蔵省土木寮(のち内務省に移管)の治水工師として,明治6(1873)年に来日し,34年まで在職。久しく大阪にあって淀川治水や大阪築港などを指導したほか,福井県三国港,四日市港,福岡港,長崎港などの港湾工事木曾川,吉野川,筑後川などの改修工事に関係した。また日本の地勢に適合した治水,道路,堤防などの工事に関する各種の意見書を提出し,土木行政に対して寄与した。34年中国政府に雇われ,日本を去った。帰国後の消息は不明。<参考文献>土木学会編『明治以後本邦土木と外人

(三好信浩)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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