20世紀西洋人名事典 「ロバート・リーフロスト」の解説
ロバート・リー フロスト
Robert Lee Frost
1874.3.26 - 1963.1.29
米国の詩人。
元・アマースト・カレッジ教授。
サンフランシスコ生まれ。
別名Robert Frost。
米国の最も純粋な古典詩人。父の死後一族の出身地ニュー・イングランドに移り、ハーバード大学にも2年在籍。その後母親の私設学校の教師や農業経営に従事。1912年家族と英国に渡り、同地の自然詩人E.トマスらの知遇を得て評価され、詩集「少年のこころ」(’13年)、「ボストンの北」(’14年)を世に問い、詩人として認められた。’15年米国に帰国し、ニュー・ハンプシャーの農場に住み、自然詩人として田園に生きる人々の生活を追究した。’23年4作目の詩集「ニューハンプシャー」でピュリッツァー賞を受賞し、その後も同賞を「西へ流れる川」(’28年)、「遥かなる山並」(’36年)、「証しの樹」(’42年)で受賞。’61年J.F.ケネディの大統領就任式の際、請われて自作の詩を朗読した。他の作品に仮面劇「理性の仮面」(’45年)、「慈悲の仮面」(’47年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報