ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロマヌス3世」の意味・わかりやすい解説
ロマヌス3世
ロマヌスさんせい
Romanus III Argyrus
[没]1034.4.11. コンスタンチノープル
ビザンチン皇帝 (在位 1028~34) 。首都コンスタンチノープルの総督をつとめ,1028年 11月 60歳代でコンスタンチヌス8世の娘ゾエと結婚,3日後に即位。大土地所有者層出身のため,従来の中小自由農民保護策を放棄,帝国の封建化の端緒をつくった。対外的には将軍マニアケスを小アジア遠征に派遣,エデッサを占領 (32) 。不和に陥った皇妃ゾエと通じたミカエル (のちの4世) により宮中の浴室で暗殺された。
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