ロンドリナ(その他表記)Londrina

改訂新版 世界大百科事典 「ロンドリナ」の意味・わかりやすい解説

ロンドリナ
Londrina

ブラジル南部,パラナ州第2の都市で,北パラナ新興地帯の中心地。人口49万5696(2005)。イギリス人資本家が鉄道,移住地を建設し,1930年より分譲を開始したことから〈小ロンドン〉の名が生まれた。コーヒー栽培とともに成長したが,近年大豆と小麦の大集散地となった。インスタントコーヒー等の食品加工工業が盛ん。日系人の一大集団地で,その経済力は大きい。新設の州立ロンドリナ大学と北パラナ農業研究所に見るべきものがある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロンドリナ」の意味・わかりやすい解説

ロンドリナ
Londrina

ブラジル南部,パラナ州北部の都市。中心集落は州都クリティバの北西約 300kmにある。 1930年日本人とドイツ人の移住者によって建設され,コーヒー栽培地帯の中心地として急速に発展した。大規模なインスタントコーヒー工場が立地するほか,コーヒー,綿花,米,果実などの農産物畜産物の加工,製紙,蒸留酒製造などが盛ん。東約 450kmのサンパウロから鉄道が通じ,州都とは幹線道路で連絡。人口 37万 8903 (1990推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のロンドリナの言及

【パラナ[州]】より

…サン・パウロ州に次いで日系人が多く,アサイ市は朝日植民地に由来する。この地方の中心はロンドリナ。クリティバを中心とする中部と南東部は,高度も高く,パラナマツ(ナンヨウスギ属の1種)の植生が特徴的。…

※「ロンドリナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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