ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ローズクランス」の意味・わかりやすい解説
ローズクランス
Rosecrans, William Starke
[没]1898.3.11. カリフォルニア
アメリカの軍人,政治家。 1842年陸軍士官学校卒業。陸軍に入り,54年いったん退役したが,南北戦争勃発とともに北軍の准将として陸軍に復帰,G.マクレラン将軍のもとで戦い,功績をあげた。 62年少将。同年 12月 31日~63年1月3日のマーフリーズバラの戦いで,その攻撃精神を高く評価された。しかし翌 63年6月チカモーガクリークで南軍の B.ブラッグ将軍を一度は圧迫しながら反撃にあって大敗,攻勢にあった北軍が守勢に転じるきっかけをつくった。そのため解任され,第一線から退き,67年退役。 68~69年メキシコ駐在公使,81~85年連邦下院議員,次いで会計監査委員をつとめた。 93年カリフォルニアへ引退。
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