現代外国人名録2016 「ローターツァグロセク」の解説
ローター ツァグロセク
Lothar Zagrosek
- 職業・肩書
- 指揮者 元シュトゥットガルト歌劇場音楽総監督・支配人代理
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1942年11月13日
- 出生地
- バイエルン州オッティング
- 学歴
- ウィーン音楽アカデミー卒
- 受賞
- ローマ指揮者コンクール第2位〔1971年〕,グイード・カンテルリ国際指揮者コンクール第2位(第1位なし)〔1973年〕
- 経歴
- 音楽一家に生まれ、幼少時からレーゲンスブルク教会の聖歌隊で音楽の基礎教育を受ける。1955年と’56年のザルツブルク音楽祭に「魔笛」の童子として出演。のちウィーン音楽アカデミーでハンス・スワロフスキーに指揮法を学び、ヘルベルト・フォン・カラヤンのマスタークラスでも研鑽を積む。’72年ゾーリンゲン市の音楽総監督、’77年メンヒェングラートバッハ市の音楽総監督、’82〜87年オーストリア放送交響楽団首席指揮者、’86〜89年パリ・オペラ座音楽総監督、’90〜92年ライプツィヒ歌劇場音楽総監督・第1カペルマイスターなどを歴任。’97年〜2006年シュトゥットガルト歌劇場音楽総監督兼支配人代理を務め、ヨーロッパ随一のオペラ劇場に躍進させた。20世紀音楽を得意とし、特にナチス・ドイツの迫害によって埋もれていた“頽廃音楽”を’80年代から紹介、その録音で数々の賞を受賞。ラッヘンマンなど現代音楽も数多く取り上げ、100を超える作品の世界初演を指揮。ヨーロッパのオペラ専門誌「オーパンヴェルト」で年間最優秀指揮者にたびたび選ばれるなど、高い評価を受ける。2002年3月初来日し、NHK交響楽団を指揮。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報