ローレンツ-ローレンスの式(読み)ローレンツローレンスノシキ

化学辞典 第2版 の解説

ローレンツ-ローレンスの式
ローレンツローレンスノシキ
Lorentz-Lorenz's formula

光と分子との相互作用による分子の分極と光の屈折率との間の関係を示した式.屈折率をn分子量M密度をρとすると,

で表され,Rm体積次元をもち,分子屈折とよばれる.もし,εを誘電率としてマクスウェルの式

ε = n2
が成り立つとすると,Rm は分子分極

Pm( = 4π NAα/3)
に等しくなる.ここに,αは分極率NAアボガドロ定数である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ローレンツ=ローレンスの式
ローレンツ=ローレンスのしき
Lorentz-Lorenz's formula

物質の屈折率 nを,その構成分子 (または原子) の分極率αで表現する関係式のこと。クラウジウス=モソッティの関係式を光の周波数に適用し,ε=n2 ,分子量 (または原子量) を M,アボガドロ数を NA とし,物質の密度をρとすれば,次の式が成り立つ。

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