ワシントン・スクエア(読み)わしんとんすくえあ(その他表記)Washington Square

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワシントン・スクエア」の意味・わかりやすい解説

ワシントン・スクエア
わしんとんすくえあ
Washington Square

アメリカ合衆国、ニューヨーク市マンハッタン区南部、グリニジビレッジ中心にある広場。五番街の起点にあたる。1893年に初代大統領ジョージ・ワシントンの就任100年を記念して建設され、大理石のワシントン・アーチシンボルとなっている。周辺には多く芸術家が住んでおり、休日には広場に集まってそれぞれ演奏や絵画作品を展示し、祭りのようなにぎわいをみせる。

[作野和世]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のワシントン・スクエアの言及

【ニューヨーク】より

…以後ニューヨークに住み,この都会を描き,あるいは少なくともここでの生活に霊感を得て書いた作家や詩人は無数といってよい。 とくにマンハッタンの下町(ダウンタウン),五番街の起点で,ワシントン・スクエア一帯を指すグリニチ・ビレッジの果たした役割が大きい。この地域は,19世紀の末葉まではむしろ高級住宅地で,《モヒカン族の最後》(1826)などを書いたJ.F.クーパーが住み,また死の前年(1915)イギリスに帰化した大作家H.ジェームズも,幼少時代をこの町で過ごし,のちに傑作中編《ワシントン・スクエア》(1881)を書く下地を作った。…

※「ワシントン・スクエア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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