ワディラム(その他表記)Wadi Rum

デジタル大辞泉 「ワディラム」の意味・読み・例文・類語

ワディ‐ラム(Wadi Rum)

ヨルダン南部の峡谷地帯。サウジアラビアとの国境近くに位置している。「月の谷」とも称され、荒涼とした砂漠が広がる。T=E=ローレンス著書題名にもなった「知恵の七柱」や、標高1754メートルのラム山などの岩山が林立する。古代のナバテア人の寺院岩絵なども残っている。一帯自然保護区に指定されているほか、2011年に世界遺産(複合遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 ローレンス

世界の観光地名がわかる事典 「ワディラム」の解説

ワディラム【ワディラム】
Wadi Rum

ヨルダンのアカバにある砂漠の町。国立公園としての指定を受けた自然保護の対象地区である。映画『アラビアロレンス』のほとんどのロケがここで行われたといわれる。◇「ワディラム」は「月の谷間」という意味。ワディラム内にいくつもの村があり、合計で8000から1万人が住んでいる。ジープラクダに乗って朝焼け夕焼けに染まる大自然の景観を見物したり、ロッククライミングを楽しんだりする人が多い。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む