ワンマンカー(その他表記)oneman operated vehicle

デジタル大辞泉 「ワンマンカー」の意味・読み・例文・類語

ワンマン‐カー

《〈和〉one-man+car》運転手だけが乗務し、車掌のいないバス電車

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精選版 日本国語大辞典 「ワンマンカー」の意味・読み・例文・類語

ワンマン‐カー

  1. 〘 名詞 〙 ( 洋語one-man car ) 路線バス路面電車で、車掌が乗務せず運転手が車掌の業務も兼ねる方式のもの。
    1. [初出の実例]「ワンマン・カーの運転手は」(出典:電子計算機はこう使われている(1966)〈中島朋夫〉二)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワンマンカー」の意味・わかりやすい解説

ワンマンカー
oneman operated vehicle

バス,路面電車などで,乗務員1人で運転および客扱いを行うもの。労働集約的産業の運輸業ではコストのなかで人件費比率が高いが,人件費の上昇と輸送人員の減少という状況下にあって人員面での合理化が要請され,従来の2人乗務からワンマン化への転換が行われてきている。 1975年でバスについては,道路条件などにより不可能な路線を除いて大部分がワンマン化されており,これによる合理化は限度にきているといわれている。ワンマン車両は,運転手が運賃収受などの乗客取扱いを効率的に行うことができるように,対キロ区間運賃制や均一運賃制の採用,乗車客と降車客の分離,両替器の設置などの工夫がなされている。

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