ワンマン

デジタル大辞泉 「ワンマン」の意味・読み・例文・類語

ワン‐マン(one-man)

他の人の意見批判に耳を貸さず、自分の思いどおりに支配する人。独裁的な人。「ワンマン社長」
外来語の上に付いて複合語をつくり、ひとりの、ひとりだけの、などの意を表す。「ワンマンショー」「ワンマンチーム」
[補説]1英語ではtyrantなどという。

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精選版 日本国語大辞典 「ワンマン」の意味・読み・例文・類語

ワン‐マン

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 )( 洋語one man ) 他人の意見や世評に耳をかさないで、自分の思うとおりに事を運ぶ人。また、そのような行動をするさま。「ワンマン社長」
    1. [初出の実例]「あの人間のことですから、どうせワンマンです」(出典:蛇と鳩(1952)〈丹羽文雄〉泥縄)
  2. [ 2 ] 〘 造語要素 〙 ( [英語] one-man ) ひとりの、ひとりだけの、の意で複合語をつくる。「ワンマン‐カー」「ワンマン‐ショー」など。

ワンマンの語誌

( [ 一 ]について ) 新聞記者が、昭和二四年(一九四九)ごろから吉田茂首相のニックネームとして使ったが、一般に広まったのは、朝日新聞の記事「ワンマン宰相山を下る」によってだという。

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普及版 字通 「ワンマン」の読み・字形・画数・意味

懣】わんまん

憤りなげく。〔魏書、景穆十二王下、中山王英伝〕に詔して曰く、~必ず捷をせしに、出軍淹滯(えんたい)し、肥梁已に陷る。之れを聞きて懣す。實に本圖(ほんと)(本来の計)に乖(そむ)けり。

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