デジタル大辞泉 「アイダホ州」の意味・読み・例文・類語 アイダホ(Idaho) 米国北西部の州。州都ボイシ。銀・鉛などを産出。林業や農業も盛ん。→アメリカ合衆国[補説] 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アイダホ州」の意味・わかりやすい解説 アイダホ〔州〕アイダホIdaho アメリカ合衆国,北西部の州の1つ。州都はボイジー。北は北緯 49°の線でカナダと接し,東はモンタナとワイオミング,南はユタとネバダ,西はオレゴンとワシントンの各州に続く。自然は著しく多様性に富み,湿潤な森林地帯から乾燥した高原へ,また平野から高峻な山地にいたるまでの自然がみられるだけでなく,火山や氷河,湖,砂丘,温泉などもある。気候も地域差が大きいが,概して西方のカスケード山脈を越えて吹込む太平洋からの風は温和であり,アメリカ大陸内部の寒気も東のロッキー山系にさえぎられて,ここにはさほど影響を及ぼさない。 1805年,M.ルイスと W.クラークの探検隊がこの地方を通過したのち,いくつかの毛皮交易所ができた程度であったが,60年代に入って金,銀,亜鉛鉱などが発見されると,多数の鉱山開発者たちが押しかけて町を建設した。しかしその多くはいまやゴーストタウンと化している。現在第1位の産業は農業で,特産のジャガイモのほか,コムギ,オオムギ,カラスムギなどを栽培。第2位は農産加工,エレクトロニクスを中心とした工業で,観光,林業,鉱業 (銀,鉛,アンチモン,モリブデン) がこれに次いでいる。面積 21万6443km2。人口 156万7582(2010)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報