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アウルク aurugh

世界大百科事典 第2版の解説

アウルク【aurugh】

モンゴル帝国時代,戦場後背地に設置された兵站(へいたん)部をいい,のち元朝では徴兵管区を意味した。aghrughとも転写される。原語は東部古代トルコ語といわれ,13世紀の《元朝秘史》では留守の幕営,老小の幕営などの意味で使われる。トルコ・モンゴル系の遊牧民は,古来遠征に赴く際,いっさいの家族と家財を同伴した。戦場に近づくと,婦女老幼は後方に野営して,前線に対する兵站部を構成する。モンゴル帝国では初期の大遠征が一段落し,しだいに華北などの非遊牧地域の前線に占領地保持のための軍団が常置されるようになると,この習慣が適用されて,ある軍団に対し,兵士,武器,食糧を供給する特定の地域を設定することとなった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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