アクイレイアの遺跡地域と総主教聖堂バシリカ(読み)アクイレイアのいせきちいきとそうしゅきょうせいどうバシリカ

世界遺産詳解 の解説

アクイレイアのいせきちいきとそうしゅきょうせいどうバシリカ【アクイレイアの遺跡地域と総主教聖堂バシリカ】

1998年に登録された世界遺産(文化遺産)で、イタリア北東部、トリエステの西約50kmに位置する。アクイレイアは紀元前2世紀にできた植民都市起源とし、古代ローマ最大の都市の一つだった。その大部分が、ほぼ完全な形で残っている。総主教聖堂バシリカは4世紀建造の聖堂を土台に11世紀に建てられたロマネスク様式教会で、東方地域(ドナウ川、バルカン方面、イストリアハンガリー)の布教に際しては重要な役割を担った。教会の内部では、4~5世紀のモザイク敷石などを見ることができる。人類の歴史上、重要な時代を例証することが評価されて、世界遺産に登録された。◇英名はArchaeological Area and the Patriarchal Basilica of Aquileia

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android