日本大百科全書(ニッポニカ) 「アクリジン染料」の意味・わかりやすい解説 アクリジン染料あくりじんせんりょうacridine colors ジアミノアクリジンC13H11N3を基本骨格にもつ塩基性染料の総称。黄色、橙(だいだい)色、褐色の色素で、絹、羊毛、皮革の染色に一部利用されているが、むしろ薬理活性のあるものが多く、医薬品や防腐剤として重要なものも多い。アクリノール(リバノール)は代表的な薬用黄色色素である。[飛田満彦][参照項目] | アクリジン | アクリノール | 塩基性染料 | 染料 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
化学辞典 第2版 「アクリジン染料」の解説 アクリジン染料アクリジンセンリョウacridine dye アクリジンを基本体とする染料の総称.染料としては日光に弱い黄色ないしオレンジ色の少数の塩基性染料を含むにすぎない.殺菌剤や医薬品として重要なものがあるが,発がん性が認められているものもある.ただし,アクリジン染料に構造的に近い顔料には,日光にきわめて堅ろうな赤色のキナクリドンがある. 出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報 Sponserd by