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アクリル絵の具 アクリルエノグ

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デジタル大辞泉の解説

アクリル‐えのぐ〔‐ヱのグ〕【アクリル絵の具】

アクリル樹脂の乳化液を練り合わせ材として用いた絵の具。速乾性で、乾くと耐水性にすぐれる。

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大辞林 第三版の解説

アクリルえのぐ【アクリル絵の具】

アクリル樹脂の乳化材を、練り合わせ材に用いた絵の具。乾燥すれば耐水性を生ずる。アクリル-ポリマー-エマルジョン絵の具。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アクリル絵の具
あくりるえのぐ

アクリル樹脂のエマルジョン(乳化液)を練り合せ材(メディウム)に用いた絵の具で、アクリル絵の具と通称されるが、正しくはアクリルポリマー・エマルジョン絵の具acrylic polymer emulsion coloursという。アクリル樹脂界面活性剤などで水中分散させてエマルジョンをつくり、単量体(モノマー)を重合させて重合体(ポリマー)にしたものをポリマー・エマルジョンという。アクリル絵の具の練り合せ材に使用されるポリマー・エマルジョンは、ポリアクリル酸エステル・エマルジョンである。合成樹脂エマルジョンを用いた絵の具を総称してアクリル絵の具ということもあるが、塗料として使用されるポリビニルアルコールPVA)・エマルジョンを練り合せ材にしたものは、ビニル塗料とよばれ区別される。
 アクリル絵の具の特徴は、水溶性であるにもかかわらず、乾燥すれば耐水性になる点である。また乾燥が早く、耐薬品性、耐候性にも優れている。溶剤に水を使用して透明水彩のように使用することもでき、白を混ぜてグァッシュのような効果をあげることもできる。種々のアクリル画用の描画メディウムを利用すれば、古典的なグレーズ技法も厚塗りも可能となる。接着力が強いため、コラージュにも便利で、油性のものとか、ガラスのような緻密(ちみつ)で平滑な材質を除けば、実にさまざまな材料を基底材に使うことができる。
 アクリル絵の具は、1950年代ごろから絵画材料として一般に使用され始めた新しい絵の具であるため、経年変化については正確なデータを得ることはできない。しかし、現代絵画に新たな可能性をもたらした絵の具として、高く評価されている。[長谷川三郎]

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