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アスカロン Ascalon

デジタル大辞泉の解説

アスカロン(Ascalon)

イスラエル中西部の都市アシュケロン東郊にある古代都市の遺跡。その起源は紀元前2000年頃にさかのぼり、ヘロデ王の生地とされる。古くから港として重要視され、エジプトアッシリアバビロニアなどの攻撃を受け、13世紀にアラブ人によって破壊された。現在は国立公園に指定されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アスカロン
あすかろん
AscalonAskalon

イスラエルのテル・アビブ南南西約50キロメートル、パレスチナの地中海沿岸にある古代都市遺跡。現在の都市アシュケロンAshqelonは遺跡の東北東2キロメートルにあり、1948年以降イスラエル領。起源は紀元前2000年にさかのぼり、前19世紀のエジプトの記録に初めて現れ、当時はカナーン人(アモリ人、フィリスティア人、フェニキア人などの総称)の居住地であった。前14世紀のアマルナ文書にもみえる。前1220年ごろエジプトのラムセス2世に占領されたが、絶えず反乱した。その当時はフィリスティア(ペリシテ)人のペンタポリス(五都市)の一つとして有名であったが、エジプト、アッシリア、バビロニアの侵入を受けることが多く、前332年にはアレクサンドロス大王にも占領された。ユダヤのヘロデ大王の出生地とされているが、彼はこの地に壮大な建造物を営み、最近その一部が発掘された。後7世紀にアラブに占領され、十字軍時代にも戦場となった。エーゲ文明の影響を受けたフィリスティア土器が多数出土し、注目されている。[糸賀昌昭]

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