アスパルテーム

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化学辞典 第2版 「アスパルテーム」の解説

アスパルテーム
アスパルテーム
aspartame

N-L-α-aspartyl-L-phenylalanine 1-methyl ester.C14H18N2O5(294.31).L-アスパラギン酸とL-フェニルアラニンとのジペプチド無色無臭結晶.融点246~247 ℃.-2.3°(1 mol L-1 塩酸水溶液).pKa1 3.70±0.10,pKa2 7.70±0.39.水に可溶.人工甘味料として知られ,甘さはショ糖の160倍ある.[CAS 22839-47-0]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「アスパルテーム」の解説

アスパルテーム

 C14H18N2O5 (mw294.31).

 α-L-アスパルチルフェニルアラニンメチルエステルのこと.人工甘味料として広く用いられている.ショ糖の200倍の甘味を示す.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

百科事典マイペディア 「アスパルテーム」の意味・わかりやすい解説

アスパルテーム

人工甘味料の一種。2種の天然アミノ酸,L-アスパラギン酸とL-フェニルアラニンとを化学的に結合させたもので,ショ糖の約200倍の甘さをもつ。
→関連項目合成甘味料

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のアスパルテームの言及

【甘味料】より

…(2)アミノ酸類 グリシンなど一部のアミノ酸は甘い。アミノ酸が3個つながったアスパルテームというペプチドがひじょうに甘いが,合成甘味料に属する。(3)糖アルコール 糖のアルデヒド基がアルコール基となったもので,マルチトール,ソルビットなどがよく用いられる。…

【合成甘味料】より

…化学構造と甘味との関係は古くから研究されているが,アルデヒド基-CHO,オキシム基-CH=NOH,ハロゲン基,アミノ基-NH2,スルホ基-SO3H,トリアジン核,スルホアミノ基-SO2NH2,水酸基-OHをもった化合物がおおむね甘味が強い。しかし,現在までに開発された合成甘味料はサッカリン,ズルチン,チクロ(サイクラミン酸ナトリウム),アスパルテームなど数少ない。さらに,ズルチンとチクロはその安全性に疑いが生じ,それぞれ1968年,69年に日本では使用が禁止されている。…

※「アスパルテーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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