日本大百科全書(ニッポニカ) 「アゼトウナ」の意味・わかりやすい解説 アゼトウナあぜとうな / 畝唐菜[学] Crepidiastrum keiskeanum Nakai キク科(APG分類:キク科)の多年草で、海岸の岩場に生える。根出葉は倒卵形で厚く、切ると乳液が出る。根出葉の葉腋(ようえき)から走出枝を伸ばし、先に径1.5センチメートルの黄色の頭花が多数つく。花期は9~12月、開花したものは枯れる。伊豆半島以西、四国、九州に分布。同属にワダン、ホソバワダンがある。[森田龍義 2022年1月21日][参照項目] | ワダン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のアゼトウナの言及 【ワダン】より …和名は,海(ワタ)に生える菜を意味するワタナの転じたものといわれる。 本種の属するアゼトウナ属Crepidiastrumは,東アジアの固有属で,約10種あり,日本には他にアゼトウナC.keiskeanum Nakaiなど2種が分布する。アゼトウナは伊豆~九州の海崖に生育し,根生葉はへら形で,ワダンより小さい。… ※「アゼトウナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by