アフリカの年(読み)アフリカのとし

旺文社世界史事典 三訂版 「アフリカの年」の解説

アフリカの年
アフリカのとし

第二次世界大戦後のアフリカの強烈な独立運動が一つのピークをつくった1960年をさす
この年,次の諸国がいっきょに独立し,国際連合に加盟した。オートボルタ・ガボン・カメルーン・コートジボアールコンゴ(首都キンシャサザイール共和国 → 1997年:コンゴ民主共和国)・コンゴ(首都ブラザビル,現コンゴ人民共和国)・セネガルソマリアダホメチャド中央アフリカトーゴナイジェリアニジェールマダガスカル・マリ・モーリタニアの17か国である。国連総会は同年12月14日,アジア・アフリカ43か国の共同提案による植民地解放宣言を採択(賛成89・反対0・棄権8)し,植民地主義をすみやかに終結させることを宣言した。なお,日本とタイはこの宣言に不参加。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

山川 世界史小辞典 改訂新版 「アフリカの年」の解説

アフリカの年(アフリカのとし)

アフリカにおいてナイジェリアセネガルコンゴ共和国(ブラザヴィルおよびキンシャサ)など計17カ国が独立を果たした1960年の呼称

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android