20世紀西洋人名事典 「アブド・アルカリーム」の解説
アブド・アルカリーム
‘Abd al-Karīm
1881 - 1963.2.6
モロッコの政治家。
元・リーフ共和国大統領。
リーフ地方のベニ・ウリアグル族の首長の子として生まれ、第一次世界大戦中モロッコの裁判所判事として活躍する。1922年からリーフ地方の反スペイン運動を指導、’23年リーフ共和国の樹立を宣言し、大統領となる。’25年フランス軍も参戦、’26年5月に降伏し、レユニオン島に幽閉される。しかし、’47年エジプトに亡命、北アフリカ解放委員会を設立し、マグリブ諸国の民族運動に貢献した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報