アプリ内課金(読み)アプリナイカキン

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アプリ内課金
あぷりないかきん

デジタルコンテンツや各種サービスを販売することを主とする、携帯端末用のアプリ(アプリケーション・ソフト)の機能のひとつ。またはそれを利用したビジネスモデルをさす。
 一般に、さまざまな機能やコンテンツを含有する高額な有料アプリの販売は、売上本数を増やし続けないと収益を継続的にあげることがむずかしい。これに対しアプリ内課金では、まず各種のコンテンツの実行用プラットフォームとなる無料アプリを提供し、ユーザーが利用したコンテンツにのみ課金する形式を取ることにより、アプリ導入のハードルが低くなり、ユーザーを増やしやすく、収益を確保する機会も多くなるとされる。ただしこの場合、提供するコンテンツを保存したり、継続的に課金を運用・保存するシステムやサーバーはアプリ制作元が別に用意しなければならず、アプリを提供するストアに用意されている課金システムは利用できないなど、多大な負担と投資が必要となる。
 一方、ユーザーにとっては、アプリが無料で提供されるため、気軽にダウンロードして試用でき、個々のコンテンツ料金はそう高額ではなく、必要な分だけを取捨選択して利用できるなどのメリットがある。その反面、子供が親の許諾を得ずに、アプリ内課金で過剰にコンテンツを購入してしまい、問題となるケースも増えている。そのため、アプリ内課金の禁止設定が可能なスマートフォンも多い。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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