アムロク(鴨緑)江(読み)アムロクこう(英語表記)Aprok-kang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「アムロク(鴨緑)江」の解説

アムロク(鴨緑)江
アムロクこう
Aprok-kang

韓国ではアムノク江と発音され,中国名はヤールー (鴨緑) 江。北朝鮮と中国との国境を南西に流れる川。ペクトゥ (白頭) 山に源を発し,西海 (黄海) に注ぐ。全長 821km。流域面積は朝鮮側3万 2064km2,中国側3万 7750km2。上流はケマ (蓋馬) 高原とチャンパイ (長白) 山地との間の深い峡谷を曲流する。中流では谷が若干開けてトンロ (禿魯) 江,フン (渾) 江などの支流を集め,スプン (水豊) ダムをつくる。土砂の堆積が激しく,下流には中州が発達。またしばしば水路を変える。下流の朝鮮側シヌイジュ (新義州) 市と中国側タントン (丹東) 市との間に鉄橋がかかる。水量は比較的豊富であるが,11月末から4月初めまで結氷する。上中流域は原始林におおわれ,かつては原木の流送路として利用されたが,浅瀬が多く可航距離も短かった。ダムの建設によって流送は中止されたが,スプン湖の上流には定期船が運行している。 1930年頃から,上流地域のプジョン (赴戦) 江,ホチョン (虚川) 江,チャンジン (長津) 江に流域変更方式による発電所が建設された。 41年には中流に 64万 kWの発電能力をもつスプン・ダムが建設された。これらは朝鮮戦争で破壊されたが再建され,スプンでは出力 70万 kWの発電所が建設された。 61年から始った7ヵ年計画事業で,トンロ江に新発電所とカンゲチョンニョン (江界青年) 発電所,本流にウンボン (雲峰) 発電所が建設された。下流域には9万 ha近いアムロク江灌漑区がある。

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