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アルペンフォールラント Alpenvorland

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルペンフォールラント
Alpenvorland

ドイツ南部,バイエルン州のドナウ川右岸からアルプス山麓までの一帯の地域。「アルプス前地」を意味する。東はドナウ川,イン川の合流点付近から西はボーデン湖の北まで広がる。中生代の地向斜(構造盆地)に古第三紀モラッセ(砂岩,頁岩,泥灰岩,礫岩)が堆積してできた丘陵地で,北部,中部,南部の 3地域に分けられる。北部はドナウ川右岸に発達する標高 400m前後のゆるやかな丘陵で,氷河堆積物がなく,草地と黄土やローム質の土壌が卓越し,穀倉地帯をなす。中部は氷期の氷河性河流によって形成された土地で,厚い砂礫層に覆われ,標高 500~700mに達し,河谷によって開析されている。ミュンヘンはこの地域の中心都市。さらに南はアルプスの山麓に続く地域で,アルプス氷河の影響を強く受け,氷河の堆石地形や小湖水が多く,草地,トウヒやブナの森林が広がり,土地利用も牧地が多い。

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