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アントニヌス・ピウス Titus Aurelius Fulvus Boionius Antoninus Pius

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世界大百科事典 第2版の解説

アントニヌス・ピウス【Titus Aurelius Fulvus Boionius Antoninus Pius】

86‐161
ローマ皇帝。在位138‐161年。五賢帝の一人。ローマ近郊の名家の出で順調に昇進し,ハドリアヌスの顧問団の一員となる。その末年から実権を委ねられ,先帝の死後跡を継ぐ。元老院に説いてハドリアヌスを神として祀(まつ)ったので〈ピウス(敬虔なる者)〉との称をえた。政府権力の強化につとめたが元老院とは協調し,国民には贈与金を与え,貧窮子女のための給費制度をも設けた。ローマとイタリアを重視し,彼自身統治中一度もイタリアを離れなかった。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のアントニヌス・ピウスの言及

【アントニヌス朝】より

…2世紀のローマ皇帝アントニヌス・ピウス,マルクス・アウレリウス,コンモドゥスを輩出した帝室の家系(138‐192)。ピウス帝は先帝ネルウァ,トラヤヌス,ハドリアヌスの例にならってマルクスを養子に迎え帝位を継承させたが,マルクス帝は実子コンモドゥスを後継者に指名した。…

【五賢帝】より

…以後,皇帝は最善の人が統治者たるべきであるとするストア哲学の考えに従って後継者を選び,その者を養子とした。トラヤヌス,ハドリアヌス,アントニヌス・ピウス,マルクス・アウレリウスと続く治世には,元老院との協調を旨とし属州行政も整備されて,〈パクス・ローマーナ(ローマの平和)〉と呼ばれる繁栄期が訪れた。啓蒙主義時代の歴史家ギボンは,五賢帝の時代を人類史上最も幸福なる時代と語っているが,近年の歴史研究の教えるところでは,肥大化する官僚・軍事機構の財政的負担が,地方都市の有産者層の財力によってかろうじて支えられることのできた時期であり,しだいに政治,経済,社会の諸問題が顕在化してきた時代と言える。…

※「アントニヌス・ピウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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