ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アースキン」の意味・わかりやすい解説
アースキン
Erskine, Thomas, 1st Baron Erskine
[没]1823.11.17. リンリスゴーシャー,アーモンデル
イギリスの政治家,法律家。 1778年弁護士。 83~84,90~1806年下院議員。ホイッグ党所属。フランスとの通商上の係争事件を多く手がけ,商法の立法に寄与した。また,C.フォックスの提出した文書誹謗法の成立に貢献し,フランス革命を支持する急進主義者や社会改革派を弁護し,釈放をかちとった。 06年男爵,W.グレンビル内閣の大法官。
アースキン
Erskine, Ebenezer
[没]1754
スコットランドの分離派教会の創立者。エディンバラ大学に学ぶ。各地の牧師を歴任。律法と恩寵に関する,いわゆるマロー論争を通じて,スコットランド教会総会と対立し,解任されたため,1740年分離派教会 Secession Churchを創立した。
アースキン
Erskine, Henry
[没]1817
スコットランドの法律家。 T.アースキンの兄。グラスゴー大学,次いでエディンバラ大学で学び,検事総長を2度 (1783,1806~07) つとめた。政治的にはホイッグ党寄り。スコットランド司法運営調査委員 (08) 。
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