イオンレーザー(英語表記)ion laser

デジタル大辞泉 「イオンレーザー」の意味・読み・例文・類語

イオン‐レーザー(ion laser)

誘導放出を起こす媒体としてイオン化した気体を用いるレーザー気体レーザー一種アルゴンレーザークリプトンレーザーなどがある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イオンレーザー」の意味・わかりやすい解説

イオンレーザー
ion laser

気体レーザーの1種であるが,中性ガスではなく,種々の元素イオンのエネルギー準位を利用したレーザーである。アルゴンレーザーなど希ガスを用いたもの,亜鉛などの金属イオン塩素などのハロゲン元素を用いたものなどがあり,かなりの高出力のものが得られ,各方面に利用されている。紫外領域の波長 116.1~124.0nmを発振する H2+ レーザーのような分子イオンレーザーもある。中性の原子や分子のエネルギー準位の遷移を利用する場合より,イオンは1つの物質で多くの準位の組合せが可能で,より広い領域の発振波長が得られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

化学辞典 第2版 「イオンレーザー」の解説

イオンレーザー
イオンレーザー
ion laser

[別用語参照]気体レーザー

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android