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イギリス農民一揆 イギリスのうみんいっきPeasants' Revolt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イギリス農民一揆
イギリスのうみんいっき
Peasants' Revolt

イギリスの中世後期から近代初頭にかけて農民が起こした一連の反乱。封建的圧制,農奴制の廃止を求めた農民反乱で,1381年のワット・タイラーによる一揆,1450年のジャック・ケイドの乱,1549年のロバート・ケットによる一揆などをさす。特にワット・タイラーの一揆は,1347~48年の黒死病流行による人口激減対策として発布された 1351年の労働者制定法への不満,1381年の人頭税徴収への反対を直接の契機として,タイラー,ジョン・ボールらを指導者に,イギリス南東部を中心とする広範な地域で発生したもので,最も大規模かつ重要である。初め富農層が中心となり,ロンドンを占領,マイルエンドで国王リチャード2世と会見し,農奴制の廃止,一揆参加者の不処罰,取り引きの自由,低率定額地代などを要求してその多くを保障された。しかし,その後一揆の主体が貧農層に移り,各地で領主,地方役人を襲った。スミスフィールドで再び国王と会見,より急進的な要求を提出したが,交渉中タイラーが国王側の計略によって殺され,一揆は鎮定され失敗に終わった。

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