旺文社世界史事典 三訂版 「ワット=タイラー」の解説
ワット=タイラー
Wat Tyler
イギリスの農民一揆の指導者
国王リチャード2世が百年戦争遂行の軍資金を徴収する目的で人頭税を課したため,1381年にケント・エセックスの農民を率いてロンドンに侵入し,リチャード2世に要求書を提出。農奴制の全廃,貨幣地代の固定化の確認などを承認させたが,ロンドン市長の計略で暗殺され,一揆は鎮圧された。
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