いす

精選版 日本国語大辞典 「いす」の意味・読み・例文・類語

いす

  1. 〘 助動詞 〙 ( 活用は「いせ(いしょ・いし)・いし・いす・いす・あすれ・いし」 ) 動詞の連用形につく。近世江戸遊里語。丁寧語。ます。→えす
    1. [初出の実例]「わたしが方(はう)は、どふぞして、仕廻(しま)って置(をき)いすから、何日(いつか)に来なんし」(出典洒落本・虚誕伝(1775))

イス

  1. 〘 名詞 〙 ( [ポルトガル語] espada (剣の意)の略 ) 天正カルタ四八枚のうち、剣の印のある札一二枚をいう。現在のトランプスペードにあたる。
    1. [初出の実例]「柿かたびら赤まへだれの賤の女はかるたのいすのそうた人かも」(出典:仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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