イプシロン(その他表記)Epsilon Launch Vehicle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イプシロン」の意味・わかりやすい解説

イプシロン
Epsilon Launch Vehicle

宇宙航空研究開発機構 JAXAが開発した小型衛星打ち上げ用の固体燃料ロケット。地球周回低軌道 LEOに 1.2tの打ち上げ能力をもつ。2006年を最後に廃止されたΜ-Vロケットを土台に,より安価で柔軟に運用できるシステムの構築を目指して開発された。設計面で価格性能比を追求し,1段目に安価な固体燃料ブースタを用いて低コスト化,2,3段目にΜ-Vの固体モータを改良して使用したほか,ロケットに搭載した点検装置による自律点検とパーソナル・コンピュータ数台で行なうモバイル管制により人手の簡略化を実現。組み立てや点検などの運用を効率化し,一段目を発射台に据えてから,わずか 1週間という短期間に打ち上げることを可能にした。2013年9月14日に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から 1号機が打ち上げられ,基本性能が確認された。

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デジタル大辞泉プラス 「イプシロン」の解説

イプシロン〔自動車〕

イタリアのランチアが1994年から製造、販売している乗用車。3ドアの小型ハッチバック。1994年発表の初代モデルは「Y」と表記し、日本では「イプシロン」と呼ばれた。2002年に2代目モデルが登場し、車名が「Ypsilon」になった。

イプシロン〔筆記具〕

イタリア、アウロラ社の筆記具ブランド。クリップ部分は「Υ」をイメージ万年筆ボールペンがある。

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