イリュージョニスム(その他表記)illusionism

翻訳|illusionism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イリュージョニスム」の意味・わかりやすい解説

イリュージョニスム
illusionism

絵画用語。視覚に訴える現実の効果をそのまま画面に再現する手法。しばしば写実主義と同義語,もしくはその技法側面に関して用いられる。遠近法,短縮法,陰影,いわゆるトロンプ・ルイユなどの技法による再現技術,あるいは再現的態度をさす。古代末期の絵画,彫刻の印象主義的手法に用いられるが,特にコレッジオをはじめとする 16世紀イタリア画家の天井画に典型的なものがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android