イングーシ(英語表記)Ingush

デジタル大辞泉の解説

イングーシ(Ingush)

ロシア連邦にある22の共和国の一。カフカス山脈北麓に位置し、東にチェチェン共和国、西に北オセチア共和国がある。基幹民族イスラム教スンニー派のイングーシ人。首都マガス。ソ連時代は「チェチェノ‐イングーシ自治共和国」を構成したが、ソ連崩壊後、チェチェンがロシア連邦からの独立を宣言した際、連邦への残留を望んで分離し、現国名となった。北オセチアと領土をめぐって係争中。イングーシェチア。→カフカスの火薬庫
[補説]チェチェン戦争の難民を多く受け入れているが、これとは別にイスラム武装勢力も流入。2009年にはテロ事件が続発するなど治安が不安定化している。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

イングーシ

ロシア連邦南部,北カフカス地方の共和国。地域名としてはイングーシェチアIngushetiya。首都ナズラニ。ソ連邦下ではロシア共和国内のチェチェン・イングーシ自治共和国(1989年の人口127万人のうち,イングーシ人13%,チェチェン人58%)の一部であった。イングーシ語はカフカス諸語の東グループに属し,宗教はスンナ派のイスラム。1992年チェチェン共和国と分離・独立したが,西隣の北オセチア共和国との領土紛争をかかえている。
→関連項目カラチャイ・チェルケス

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