ウォルター・ノーマン ハース(英語表記)Wlater Norman Haworth

20世紀西洋人名事典 の解説

ウォルター・ノーマン ハース
Wlater Norman Haworth


1883.3.19 - 1950.3.18
英国の有機化学者。
元・バーミンガム大学教授。
ランカシャーのチューレー生まれ。
1903年にマンチェスター大学化学科に入学し、卒業と同時にゲッティンゲン大学奨学金を得て、一年後に博士号を取得。その後マンチェスターに戻って、ドクター・オブ・サイエンスを得る。その後、ダラム大学などを経て、バーミンガム大学教授となり、ナイト称号を受けた。糖の研究を行い、種々の糖誘導体の構造を決定し、多糖類の構造研究に従事。’33年にカラーと協力してビタミンCの合成に成功し、アルコルビン酸と命名した。’37年にこれらの研究でカラーとともにノーベル化学賞を受賞した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android