ウスワイア(英語表記)Ushuaia

デジタル大辞泉 「ウスワイア」の意味・読み・例文・類語

ウスワイア(Ushuaia)

アルゼンチン南端のフエゴ島にある都市ビーグル水道に臨む。牧羊業が行われる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ウスワイア」の意味・わかりやすい解説

ウスワイア
Ushuaia

アルゼンチン南部,フエゴ島連邦領の主都,南緯54°48′,西経68°19′に位置する世界最南端の都市で,自由港。人口4500(2001)。スペインからの独立後アルゼンチン領となる。1869年英国国教会布教団が入植を開始,93年法制上の町,1904年フエゴ島連邦領主都となる。20世紀前半政治犯などの流刑地とされたが,50年代に廃止された。軍事基地があり,後背地では石油,天然ガスの開発が盛んである。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「ウスワイア」の意味・わかりやすい解説

ウスワイア

アルゼンチン南部,フエゴ島連邦領の主都。ビーグル海峡に面し,南緯54°48′西経68°19′に位置する世界最南端の都市。1869年英国国教会が入植。20世紀前半は政治犯の流刑地。海軍基地がある。林業漁業ほか,電子部品の組立てが行われる。自由港で,観光拠点。町のすぐそばまで氷河が迫っている。5万7000人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウスワイア」の意味・わかりやすい解説

ウスワイア
うすわいあ
Ushuaia

アルゼンチン南端のフエゴ島にある町。ビーグル海峡に面し、世界最南端の都市(南緯54度49分)として知られる。都市圏人口4万5064(2001)。牧羊業の中心地で、製材工場魚類缶詰工場があり、港としても重要である。1982年のフォークランド紛争や、ビーグル海峡3島のチリとの領土紛争のため、軍事基地としての役割が重視された。

[今井圭子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例