日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウリジン二リン酸」の意味・わかりやすい解説 ウリジン二リン酸うりじんにりんさん 生物体内に存在する化学物質。UDP(uridine diphosphate)と略記する。ウラシル、リボース、2分子のリン酸から構成されるピリミジンヌクレオチドである。UDPは、生物がショ糖、グリコーゲンなどの糖類を合成する際、また単糖類が相互に変換する際に重要な働きをする多くの糖ヌクレオチドの構成成分である。また、RNA(リボ核酸)合成の前駆物質の一つであるUTP(ウリジン三リン酸)はUDPを経て合成される。[笠井献一][参照項目] | ウラシル | グリコーゲン | リボース ウリジンの誘導体 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例