エスノー=ペルトゥリ(英語表記)Esnault-Pelterie, Robert

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エスノー=ペルトゥリ」の意味・わかりやすい解説

エスノー=ペルトゥリ
Esnault-Pelterie, Robert

[生]1881.11.8. パリ
[没]1957.12.6. ニース
フランスの航空技術者。ソルボンヌ大学機械工学を修め,ライト兄弟が 1902年につくったグライダーを徹底的に研究し,主翼後縁に取り付ける補助翼 (エルロン) を考案,1907年最初の単葉機を制作して距離 600mの飛行に成功した。また新しい型の燃料ポンプ発明したり,車輪ブレーキや座席ベルトを考案,高高度を飛ぶロケット飛行を研究して「宇宙航行学」 astronauticsという言葉をつくりだした。これら多方面にわたる発明や考案を通じて,エスノー=ペルトゥリはヨーロッパ航空界の発展に重要な役割を果たした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android