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補助翼 ほじょよくaileron

翻訳|aileron

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

補助翼
ほじょよく
aileron

飛行機の操縦翼面の一つ。左右の翼端に近い主翼後縁に取り付けられる可動翼面で,操縦棹を右に倒す,もしくは操縦輪を右へ回すと,右補助翼が上がって揚力が減り,左補助翼が下がって揚力が増す。その結果,飛行機は右に傾くので,補助翼は横の操縦装置と呼ばれる。大型ジェット機には低速時に作動する低速用補助翼,高速時に作動する高速用補助翼がある。

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デジタル大辞泉の解説

ほじょ‐よく【補助翼】

飛行機の主翼の後縁部に取り付けた可動翼。これの上げ下げにより、機体を傾けたり、水平に維持したりする。エルロン

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百科事典マイペディアの解説

補助翼【ほじょよく】

エルロンとも。ふつう飛行機の主翼後縁につけられる操縦翼面。ヒンジ(蝶番)により左右反対に作動し,補助翼の下がった側は翼の揚力が増し,上がった側は揚力が減るので,飛行機を横に傾けることができる。
→関連項目スポイラー飛行機

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世界大百科事典 第2版の解説

ほじょよく【補助翼 aileron】

エルロンともいう。飛行機やグライダーの舵のうち,横の傾きの操縦に使われるもの。ふつう主翼の後縁の翼端寄りにあるが,大型ジェット機などでは胴体のほうへ寄せてある場合もある。左右の補助翼は互いに逆に動き,例えば左翼の補助翼が上がると右は下がり,飛行機は左に傾く。【久世 紳二】

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大辞林 第三版の解説

ほじょよく【補助翼】

飛行機に傾きを与えるための舵。一般に主翼の翼端後部に取り付けられる。エルロン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

補助翼
ほじょよく
aileron

航空機の翼の外側後方に丁番(ちょうつがい)で留められている翼面で、左右を逆の方向に動かすことによって翼断面の反りを変え、揚力を加減して機体を横に傾けたり、傾きを補正する働きをする。方向舵(だ)、昇降舵とともに航空機の基本の三つの舵面を構成する。エルロンの語源はフランス語で、補助翼は直訳に近いが、航空機のつり合いのとれた旋回には補助どころではなく、もっとも重要な働きをする。補助翼は左右反対の方向に動くのが特徴だが、下げた側(揚力が増して翼はもち上がる)の補助翼の抵抗が大きくなって旋回を止めようとする傾向を生じる。これをアドバースヨーadverse yaw(逆偏揺れ)といい、操縦性を阻害するので、防止のための対策がとられている。また、高速度の後退翼機では翼の構造が柔軟になり、補助翼を操作すると舵面の効きが現れる前に翼がねじれてしまい、操縦士の意図したほど傾かなかったり、極端な場合には意図と逆に傾く傾向(補助翼逆転)が生じるため、ねじれを生じないように補助翼を内側に寄せたり、スポイラーと併用するようにしている。また、補助翼は構造上フラッター(自励振動)をおこしやすいので、重量を軽くし、丁番より前側に鉛などのおもりを取り付けてバランスをとるなどしている。[落合一夫]

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世界大百科事典内の補助翼の言及

【舵】より

…船の場合は方向舵に相当する舵のみを操作すればよいが,飛行機を旋回させるには補助翼も操作して,旋回の中心に近いほうの主翼が下方,外側の主翼が上方になるように機体を傾け,主翼の揚力の水平成分と遠心力をつり合わせなければならない。(3)補助翼aileron 飛行機を横に傾ける横の操縦を行うための舵で,エルロンともいう。ふつうは両主翼の後縁の翼端寄りにある。…

【舵】より


[主操縦翼面]
 操縦翼面のうちもっともたいせつなものは,飛行機に,上や下に向く,左や右に向く,横に傾くの3種の重心まわりの回転運動をさせるための主操縦翼面で,これを三舵ともいう。ふつうの飛行機には,三舵として昇降舵,方向舵,補助翼があり,これらとエンジンの出力を操作することによってひととおりの操縦ができる。こうした三舵による操縦方式は,ライト兄弟の初飛行から数年後のフランスのファルマン機あたりでほぼ完成され,以後今日まで飛行機の舵の標準として続いている。…

【飛行機】より

…燃料は主として主翼あるいは胴体内の燃料タンクに収められているが,軍用機などでは,航続性能を増すために,さらに流線形のタンクに入れて翼の下などに懸吊することもある。ジェットエンジンプロペラ
[操縦装置]
 飛行機は飛行中や地上滑走中に速度や姿勢や飛行経路などを自由に変えるために,3種類の舵,すなわち昇降舵,補助翼,方向舵をもっている(図5‐a)。昇降舵は水平安定板の後縁にヒンジ(蝶番)で取り付けられ,操縦席で操縦桿(かん)を手前に引くと後縁が上がり,押すと下がるようになっている。…

※「補助翼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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