コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

エタノール注入療法(PEIT) えたのーるちゅうにゅうりょうほうぴーいーあいてぃー

1件 の用語解説(エタノール注入療法(PEIT)の意味・用語解説を検索)

家庭医学館の解説

えたのーるちゅうにゅうりょうほうぴーいーあいてぃー【エタノール注入療法(PEIT)】

 がんの病巣部(びょうそうぶ)に、アルコールの一種であるエタノール(100%)を注入し、がん細胞を壊死(えし)させてしまう方法です。エタノールには細胞を構成するたんぱく質を迅速(じんそく)に凝固(ぎょうこ)する化学作用があります。
 原発性肝(げんぱつせいかん)がんで、手術の不可能ケースや術後の再発防止のために考えられた治療法で、くり返し行なうことができ、外科手術で切除した場合と同じくらいの治療成績をあげています。最近では、転移性肝(てんいせいかん)がんにもこの方法が用いられています。
 エタノールの注入は、局所麻酔(ますい)をし、胸部または腹部の皮膚の外から細い針を刺して、超音波やCTで肝がんの位置を確認しながら行なわれます。
 この療法を行なう条件としては、がん全体が超音波の画像でとらえられること、がんの直径が3cm以下で、病変部が3か所以内であること、コントロールのできない腹水(ふくすい)や出血傾向がないこととされています。
 また、がん細胞の壊死を完全にするために、血管塞栓術(けっかんそくせんじゅつ)(TAE(「がんの動注療法」の血管塞栓術))との集学的治療も行なわれています。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

エタノール注入療法(PEIT)の関連キーワード表装病巣ガンマ・ユニット眼病詐病びょうびょう無病息災余病γナイフ屏風岩

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone