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エバディ エバディEbadi, Shirin

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エバディ
Ebadi, Shirin

[生]1947.6.2. ハマダーン
イランの法律家,作家,人権活動家。 1969年にテヘラン大学で法律の学位を受ける。同国最初の女性判事となり,1975~79年テヘラン市裁判所長を務めた。しかし,イラン革命によるイスラム国家の樹立後,女性判事は不適格として辞任させられ,その後は弁護士や大学講師として,特に女性やイスラム国家体制の犠牲になった人々やその家族の弁護に力を注いだ。そのために拘留され,禁固刑や罰金刑,弁護士活動停止を言い渡されたこともある。イランの子供の権利支援協会を創設し,その代表を務めている。著書に『子供の権利』 (1994) ,『イランにおける人権の歴史と文献』 (2000) などがある。 2003年,女性と子供の人権擁護活動により女性のイスラム教徒としては初めてノーベル平和賞を受賞した。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エバディ
えばでぃ
Shirin Ebadi
(1947― )

イランの法律家、人権活動家。テヘラン大学の法科を卒業、イランで最初の女性判事となった。1975年にテヘランで裁判所長に就任したが、1979年のイラン革命によって解任された。その後は弁護士となり、またテヘラン大学の教壇にも立っている。
 イランやイスラム世界で基本的人権や民主主義を守るために積極的に活動し、政治や言論の自由を求めて逮捕された反体制派の活動家の弁護を務めた。イスラム法の解釈を通じて、イスラム法と基本的人権は両立することを提唱した。またイスラム法では女性や子供の権利は著しく低い地位にあり、その向上のため努力し、「イラン児童権利擁護協会」を設立している。長年にわたるイランでの人権擁護のための活動が評価され、2003年にノーベル平和賞を受賞した。イスラム世界の女性としてははじめての受賞であった。2006年、ノーベル平和賞を受賞したほかの女性5人(ジョディ・ウィリアムズ、ワンガリ・マータイ、リゴベルタ・メンチュ、ベティ・ウィリアムズ、コリガン・マグワイア)とともに平和運動NGOの「ノーベル女性の会Nobel Women's Initiative」を設立。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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