oxirane.三員環のオキシドの総称.オレフィンの二重結合にO原子1個が付加環化したもの.2-ハロエタノールXCH2CH2OHのアルカリ処理,アルケンの過オキソ酸酸化,アルデヒドやケトンとジアゾメタンの反応によって得られる.エチレンオキシド,エピクロロヒドリンはその例であるが,一般に反応性に富み,種々の合成中間体に利用される.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…C=C二重結合に対し,適当な酸化剤を作用させてオキシラン(エポキシド)を合成する反応をいう(式(1))。一般に,アルケンの場合,塩化メチレン,ベンゼンなどの不活性溶媒中で,m‐クロロ過安息香酸,過酢酸などの有機過酸を酸化剤として用いる(式(2))。…
※「エポキシド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...