エルナンデス(読み)えるなんです(英語表記)José Hernández

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エルナンデス(Jos Hernndez)
えるなんです
Jos Hernndez
(1834―1886)

アルゼンチンの詩人。牧畜業の家に生まれ、牧童(ガウチョ)の生活や考え方を体得。彼らの地位向上を唱えて政治的にも活躍するが、一時亡命、帰国後は著作に専念した。代表作である『マルティン・フィエロ』――1人のガウチョが戦いに召集され、脱走し、帰郷すると家族は離散、ふとしたことで人を殺し、警察に追われ放浪する第1部『エル・ガウチョ、マルティン・フィエロ』(1872)、家族と再会する第2部『マルティン・フィエロの帰還』(1879)――は、スペインの英雄叙事詩『わがシードの歌』に匹敵するもの、またアルゼンチンのもう一つの聖書ともいわれ、国民すべてに愛唱され、内外の作家、批評家に絶賛されている。[安藤哲行]
『大林文彦・玉井一郎訳『マルティン・フィエロ』(1981・たまいらぼ)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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