エンダビーランド(その他表記)Enderby Land

改訂新版 世界大百科事典 「エンダビーランド」の意味・わかりやすい解説

エンダビー・ランド
Enderby Land

南極大陸の新南岩(しんなんいわ)(東経44°30′)とウィリアム・スコーズビー湾William Scoresby Bay(東経59°30′)間にあって北方へ突出した陸地北端のアン岬Cape Annは南緯66°10′)。1831年2月,イギリスのビスコーJohn Biscoeが発見し,船主のエンダビーの名をつけた。陸地には南方300km付近まで,標高約2000mの山塊が点在する。オーストラリア領土権を主張している。ロシアの南極観測中心基地マラジョージナヤMolodyozhnaya(東経45°51′,南緯67°40′)が沿岸の露岩上にある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「エンダビーランド」の意味・わかりやすい解説

エンダビー・ランド

南極大陸,東経50°を中心とする沿岸地域。1831年―1832年ジョン・ビスコーが発見。英国,オーストラリアが領有を主張したが,現在では南極条約領有権は凍結されている。西方の周縁部に昭和基地がある。
→関連項目クイーンモードランド

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android