ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オッフェンバハ」の意味・わかりやすい解説 オッフェンバハOffenbach 正式名称はオッフェンバハアムマイン Offenbach am Main。ドイツ中部,ヘッセン州の都市。フランクフルトの東,マイン川左岸にある。 977年に初めて文書に名がみられ,1486年にイゼンブルク=ビルシュタイン伯の居地となり,18世紀初頭フランスのユグノー派技術者の移入によって工業化の端緒が開かれた。ハンドバッグなど装身具用を主とするドイツ皮革工業の大中心地として著名で,皮革博物館がある。フランクフルト工業地帯の一環として金属・機械・化学工業なども行われる。イゼンブルク城 (1564~78) ,クリングシュポール博物館 (カリグラフィーと印刷関係) などがある。人口 11万8770(2010)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「オッフェンバハ」の意味・わかりやすい解説 オッフェンバハ(ドイツ)おっふぇんばはOffenbach am Main ドイツ中部、ヘッセン州の都市。オッフェンバハ・アム・マインともいう。マイン川下流左岸にあって河港を有し、西側はフランクフルト・アム・マインに連接する。人口11万7500(2000)。17世紀にフランスより移住したユグノー教徒が伝えた皮革加工業のほか、化学、鉄鋼、印刷機械などの工業が立地し、ライン・マイン工業地帯の代表的工業都市である。市街の中心部には労働者の共同住宅が多くみられる。[朝野洋一] オッフェンバハ(Jaques Offenbach)おっふぇんばは →オッフェンバック 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by