改訂新版 世界大百科事典 「オリュンピアス」の意味・わかりやすい解説
オリュンピアス
Olympias
生没年:前375-前316
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…アレクサンドロス3世とも呼ばれる。アルゲアス王家のフィリッポス2世と西隣モロシア王家出身の妃オリュンピアスとの間に生まれ,前336年即位,2年後東方遠征の途につき,アケメネス朝ペルシア帝国を滅ぼして中央アジア,インド北西部にいたる広大な世界帝国を実現したが,その活動は内治・外征の両面で未完のまま,前323年32歳でバビロンに病没した。彼の東征と大帝国の建設を機として,東西に活発な文物交流の場がひらかれ,豊かな世界文化の時代――〈ヘレニズム〉時代がはじまった。…
…しかしその会議で,大王の異母兄弟フィリッポス3世,大王の遺子アレクサンドロス4世の事実上の摂政となった帝国宰相ペルディッカスの横死後,アンティパトロスが摂政役に就き,二人の王とともにマケドニアに戻った(前321)。彼の死後フィリッポス3世の妻エウリュディケEurydikēと幼いアレクサンドロス4世の祖母(すなわち大王の母)オリュンピアスが軍を率いて戦い,オリュンピアスはフィリッポス3世夫妻を殺害する(前316)。しかし彼女はアンティパトロスの子でマケドニア支配を狙うカッサンドロスKassandrosに殺され,カッサンドロスはさらにアレクサンドロス4世とその母をも殺し,アルゲアダイの男系は絶えた。…
※「オリュンピアス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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