オルタナティブ

  • alternative

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

英語の「二者択一」という意味から転じ、現在あるもののかわりに選び得る新しい選択肢、代替案のこと。

 1960年代以降の公害問題やオイルショックをきっかけに、石油のかわりとして、太陽光や風力を利用した再生可能エネルギーの活用技術をオルタナティブ・テクノロジーalternative technologyとよんだ。また、オルタナティブ・メディシンalternative medicineは代替医療や補完医療と訳し、西洋医学にかわる漢方、鍼灸(しんきゅう)、指圧、ヨガ、アロマテラピー、サプリメントなどの伝統的な医術や療法を意味する。オルタナティブ投資alternative investmentsやオルタナティブ・ファンドalternative fundとよばれる代替投資は、上場銘柄の株式や債券などの一般的な資産運用と異なる投資信託の総称である。未公開株式やヘッジファンド、証券化商品、不動産、コモディティ、デリバティブなどを投資対象とし、その多くは収益性はよいが、リスクが高い投資を意味する。

 これらのことば以外にも、働く側の都合で働く場所や時間が選べる新しい就業方法オルタナティブ・ワーキングalternative working、新しい教育方針とカリキュラムに取り組むオルタナティブ・スクールalternative school、商業的に主流な音楽とは一線を画すオルタナティブ・ミュージックalternative musicなどにも使われている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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