オーストラリアの哺乳類化石地域〈リヴァーズレー/ナラコーテ〉(読み)オーストラリアのほにゅうるいかせきちいき〈リヴァーズレー ナラコーテ〉

世界遺産詳解 の解説

オーストラリアのほにゅうるいかせきちいき〈リヴァーズレー ナラコーテ〉【オーストラリアの哺乳類化石地域〈リヴァーズレー/ナラコーテ〉】

1994年に登録されたオーストラリアの世界遺産(自然遺産)で、リヴァーズレーとナラコーテの2つの地域からなり、オーストラリア大陸特有の哺乳類化石出土している。ローン・ヒル国立公園内のリヴァーズレーでは、2000万~1500万年前の100種以上の動物の化石が出土、ナラコーテ洞窟国立公園内の洞窟からは、古生物のフクロライオンの骨格が発掘されている。また、20万~2万年前の現生哺乳類の祖先の化石も出土している。当時の大陸の様子、さらにその後の気候地形の変化を証明する上で貴重なことが評価されて、世界遺産に登録された。◇英名はAustralian Fossil Mammal Sites(Riversleigh/Naracoorte)

出典 講談社世界遺産詳解について 情報