カップリング反応(読み)カップリングハンノウ

  • coupling reaction
  • カップリングはんのう〔ハンオウ〕

化学辞典 第2版の解説

】芳香族ジアゾニウム塩は,芳香族アミン,フェノール類(フェノールナフトールなど),および活性メチレン化合物などと容易に反応して,アゾ化合物を生成する.

R-N2 X + H-R′ → R-N=N-R′ + H X

これは求電子置換反応の一種で,ジアゾニウムイオンが電子密度のもっとも高い炭素原子を攻撃して結合が生成する.アミンのときは中性または弱酸性溶液で,フェノール類のときはアルカリ性溶液で反応させる.ジアゾニウム塩の分解を防ぐため,低温(0~10 ℃)で反応させる.アゾ染料合成において,ジアゾ化に用いる第一級アミンをジアゾ成分とよぶのに対して,カップリングさせるアミン類またはフェノール類をカップリング成分とよぶ.【】二つのラジカルが結合する反応をいう.ラジカル重合反応において,ラジカルの再結合によって連鎖停止反応が起こる場合などがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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