2000年に登録されたベネズエラの世界遺産(文化遺産)で、首都のカラカス市にある学園都市。1945~1960年に、建築家のカルロス・ラウル・ビリャヌエバと前衛芸術家たちによって造られた、ベネズエラの都市計画や建築、芸術を代表するものである。ベネズエラ中央大学など都市内の大学は多数の建物や芸術を有し、オリンピック・スタジアムや、アメリカの彫刻家、アレキサンダー・カルダーの「雲」を置く現代建築のアウラ・マグナ講堂、さらに屋内プラザの絵画や彫刻などがある。20世紀半ばのモダニズムの顕著な事例であることから、人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして世界遺産に登録された。◇英名はCiudad Universitaria de Caracas