学園都市(読み)がくえんとし

日本大百科全書(ニッポニカ)「学園都市」の解説

学園都市
がくえんとし

大学都市ともいい、大学その他の学園、研究施設を中心として発達した都市。ヨーロッパには中世起源の古い大学と町並みとが一体となって市街を構成する純学園都市としてオックスフォードケンブリッジなどがあり、アメリカにはアナーバー(ミシガン大学)、プリンストンなどがある。日本では本格的な学園都市としては茨城県つくば市筑波研究学園都市)があるが、多くの場合、大学がほぼ大都市に集中立地するため学園都市としての性格は弱く、むしろ郊外に学園町の形で存在するものが目だつ。東京都西部の国立市、小金井市、世田谷区成城などがそれである。

 京都、大阪、奈良3府県境の接する地区に関西文化学術研究都市の建設が進められているのは、つくば市と類似のケースである。ほかに、九州北部や東海地域にも研究学園都市建設の構想がある。

[高野史男]

『佐々木博編『筑波研究学園都市四半世紀の回顧と展望』(1990・日本産業構造研究所)』『杉野国明編『関西学術都市の研究』(1993・有斐閣)』


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「学園都市」の解説

学園都市
がくえんとし

大学をとする学校群および研究諸機関を中心として発達した都市。学術都市同義。特に日本では茨城県の筑波山麓に建設された筑波研究学園都市が知られている。

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